腹膜のケア

腹膜ケアとは?

マミーハンズ® おなかのハンズケア®

腹膜ケアとは?

腹膜(ふくまく)は、体の内側で臓器を包み込み、支えているうすい膜の層です。腹膜は半透明なうすいシートのように全身に広がり、胃や腸、肝臓、心臓、肺、卵巣、子宮などの臓器をそれぞれ正しい位置に保ちながら、お互いがなめらかに動けるように仲を取り持っています。

腹膜には、腸を支える腸間膜(ちょうかんまく)のほか、大網(だいもう)小網(しょうもう)といった役割・場所・形によって別々の名前があります。 この膜が臓器同士をつなぐ「橋」や「クッション」のような役割を果たし、同時に血液・リンパ・神経の通り道として、体の中で情報や栄養を運ぶ大切な経路にもなっています。

しかし、長年の姿勢のくずれ、手術の傷あと、打撲、腹部感染、炎症、ストレスなどによってこの膜が硬くなったり、癒着(ゆちゃく)を起こすと、内臓の動きが制限されてしまいます。

腹膜の柔軟性が失われると、消化や排泄だけでなく、ホルモンや血流のバランスにも影響が出て、
胃の不調、便秘、冷え、むくみ、腰痛、足のしびれ、月経不順、生理痛など、さまざまな不調につながることがあります。
「おなかのハンズケア®」で行う腹膜ケアでは、これらの膜をやさしくゆるめ、臓器が本来の位置と動きを取り戻せるようサポートします。
「おなかの奥にやさしく触れる」ことで、体の内側からリズムと調和を取り戻すのが目的です。

腸間膜(ちょうかんまく)

すべての臓器――内臓、筋肉、骨、脳は、膜(まく)に包まれています。この膜は臓器を守り、支え、つなぎ合わせながら、体の内側にひとつの大きなネットワークをつくっています。 その中でも「腸間膜(Mesentery)」は、腸を支え、動かし、血液・リンパ・神経を通す体の中心的な膜です。

腸間膜は、腹膜(ふくまく)が二重になった構造で、後腹壁(背中側)から小腸や大腸を吊り下げるように包み込む膜です。 このおかげで腸は背骨にある程度固定されながらも、消化、呼吸、姿勢の変化にあわせて自然に動けるようになっています。まるで、腸全体をやわらかいハンモックで支えているような仕組みです。

液体と情報の通り道

腸間膜の中には、血管・リンパ管・神経が複雑に走っています。小腸で吸収された栄養素は、腸間膜内の毛細血管を通り、門脈系(もんみゃくけい)から肝臓へ運ばれます。肝臓で代謝・貯蔵された栄養は再び全身へ。 この流れを「腸肝循環」と呼び、腸間膜はその重要な通路です。

また、腸間膜には腸管神経叢(ちょうかんしんけいそう)という神経のネットワークがあり、腸の蠕動(ぜんどう)や消化液の分泌、血流の調整を自律的に行っています。腸間膜は、血液やリンパなどの液体の流れと、自律神経による情報の流れを結ぶ“体の通り道”なのです。

腸間膜根と腰痛の関係

腸間膜が背骨につながる部分を「腸間膜根(ちょうかんまくこん)」と呼びます。これは十二指腸から回盲弁(小腸と大腸のつなぎ目)までの線に沿って走行し、およそ第2腰椎から第5腰椎の前を斜めにまたぐように位置しています。その長さは約10〜17cmほどで、腸を支える“軸”のような構造です。

腸間膜はこの腸間膜根を介して腰の前側(腰椎の前面)に付着しているため、腸間膜が硬くなったり癒着したりすると、腰の関節や筋肉の動きにも影響が及びます。その結果、骨盤のゆがみや腰の筋緊張、慢性的な腰痛の原因となることもあります。

腸間膜がしなやかに動くことで、腸の蠕動運動、血流・リンパの流れ、自律神経系が整い、体の内側のリズムが良くなります。ストレス、外傷、打撲、手術後の癒着、感染症や炎症後の固着によって腸間膜が硬くなると、腸の動きや循環が滞り、便秘・冷え・むくみなどの不調を引き起こすことも。腸間膜は、液体と情報の流れをめぐらせ、おなかの働きを支える“かなめ”なのです。

大網と小網 ― おなかを守る“二つの保護膜”

大網(Greater Omentum)は、脂肪とリンパ組織を豊富に含む厚みがある膜です。胃の大弯(だいわん)から始まり、腹腔内でエプロンのように小腸の前に垂れ下がり、臓器を保護しながら、炎症や感染のある場所に移動して包み込む働きを持っています。

小網(Lesser Omentum)は、胃の小弯(しょうわん)と肝臓の間につないでおり、血管や神経を通す通路として機能します。大網と小網の二つの網は、腹腔内で臓器同士を支え合いながら、消化・循環・ホルモンバランスを保つうえで欠かせない構造です。

大網と婦人科トラブルの関係

大網は、胃から骨盤にまで広がる膜であり、胃の不調と婦人科の不調(卵巣・子宮)をつなぐ橋渡しの役割を果たしています。女性では、子宮内膜炎・卵巣嚢腫・帝王切開の傷跡・骨盤内炎症などによって、大網が下方(骨盤側)へ引き寄せられることがあります。 大網が骨盤内で制限されると、胃を下方に引っ張ってしまい、胃の緊張がおこり、胃下垂や胃食道逆流症・逆流性食道炎(GERD)などの不調につながることがあります。

卵巣、子宮、前立腺の問題など、骨盤内の炎症が続いている状況では、大網を介して小腸や腸間膜にも影響し、腹部の張り・便秘・月経痛の悪化などを引き起こすこともあります。腹膜ケアでこの「下に引っ張られている感じ」をふわっと戻してあげると、胃・婦人科・骨盤が同時に軽くなることがあります。

小網が消化と吸収に与える影響

小網は、胃と肝臓をつなぐ膜であり、そこには肝動脈・門脈・胆管など消化に欠かせない血管や神経が通っています。この小網が硬くなったり癒着したりすると、胃の動きが鈍くなり、胆汁の流れや消化酵素の分泌にも影響します。 その結果、食後のもたれ感・膨満感・脂肪の消化不良などが起こりやすくなり、長期的には栄養吸収の低下や肝臓への負担にもつながります。

小網をやわらかく保つことで、胃と肝臓の連携がスムーズになり、食べたものを効率よく消化・吸収できるようになります。 「おなかのハンズケア®」で行う腹膜ケアは、消化機能だけでなく、自律神経・ホルモン・アレルギー・筋肉のバランス・背骨や姿勢の安定にもプラスの効果をもたらします。大網・小網・腸間膜などの腹膜を正しくケアすることで、内臓が本来の位置と動きを取り戻し、体の内側から軽やかさを感じられるようになります。

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