機能性医学で体質改善
マミーハンズ® おなかのハンズケア®
ケアの内容（組み合わせていくもの）
ハンズケア®でおなかをゆるめたあと、機能性医学で「なぜその不調が起きているか」を読み解きます。他のケアとも自由に組み合わせられます。
機能性医学で体を整える ― 消化・ホルモン・神経のバランスをととのえる
マミーハンズ®のハンズケア®では、体を「ひとつのつながり」として見ています。
肩こり・頭痛・胃の不調・胸やけ・睡眠障害などは、バラバラに起きているように見えても、内臓の動きやホルモン、自律神経の小さなズレが影響し合ってあらわれた“サイン”であることが少なくありません。
その考えのもとになるのが、米国で発展している機能性医学（Functional Medicine）です。
病名をつけて治療するというよりも、「なぜその不調が起きたのか」という流れをたどり、体質を根本から整えるアプローチです。
問診シート、血液データ、睡眠やストレスの状態、食生活を総合的に見て、どこでバランスを失っているかを把握します。
そのうえで、栄養・生活の改善と、やさしいハンズケア®を組み合わせ、体が自分の力で回復していくプロセスをサポートします。
TECHNIQUE ＋ SCIENCE
ハンズケア®と機能性医学をどうつなぐか
手で「今の状態」を感じ、機能性医学で「背景にある要因」を見る。両方を合わせることで、以下のような流れで整えていきます。
- ① おなかの膜や臓器の動き・温度・硬さをハンズケア®で読む
- ② 問診・検査・既存の血液データなどから、消化・ホルモン・解毒・炎症のどこに負荷があるかを推測
- ③ 必要に応じて栄養・ハーブ・食べ方の提案をプラス
- ④ 再チェックをしながら、反応のある臓器を中心にケアを続けていく
内臓にそっと触れるケアを行うと、迷走神経がやわらぎ、交感神経の働きが落ち着きやすくなります。これにより、栄養の吸収・ホルモンの合成・解毒といった体の“見えないところの働き”が受け止めやすくなります。
食道のアプローチ ― 逆流や胸の圧迫感をやさしくほどく
食道は、横隔膜のすぐそばを通ります。ストレスや姿勢のくずれで横隔膜が硬くなると、食道の下部がうまく閉じず、胃酸が逆流しやすくなります。すると胸やけ、喉の違和感、咳や声のかすれが続くことがあります。
マミーハンズ®では、背骨や横隔膜まわりをハンズケア®でゆるめてから、食道・胃の境目（噴門部）をやさしく整えます。みぞおちがふっとゆるむ感覚が出ると、食道の緊張がやわらぎ、逆流や胸の圧迫感の軽減につながります。
機能栄養学の面では、粘膜を守るDGL（脱グリチルリチン甘草）、アロエベラ、L-グルタミンを使って食道・胃粘膜をサポート。カフェイン・アルコール・過度な糖質を控え、少量をよく噛んで食べることも指導します。
胃のアプローチ ― 食後の重さ・胸のつかえを軽く
胃はストレス・猫背・呼吸の浅さの影響を受けやすい臓器です。横隔膜の動きが硬くなると、胃の周囲の膜も緊張して、消化が重たくなります。
ハンズケア®では、みぞおち周囲をやさしく持ち上げるようにして、横隔膜をやわらげます。これで胃が動きやすくなり、食後の重さが抜けていきます。
機能栄養学の面では、消化酵素になる食材（しょうが・大根おろしなど）やベタイン、L-グルタミン、ビタミンB群、亜鉛などを組み合わせて、粘膜の修復と消化機能の回復を助けます。
腸のアプローチ ― 腸内環境・免疫・メンタルまで見据える
腸は、栄養の吸収だけでなく、免疫・ホルモン・心の安定にも関わる「中心」です。腸間膜や腹膜が硬くなると、おなかが張りやすく、便秘や冷えも出やすくなります。
腸のハンズケア®では、おなか全体の膜をやわらげ、腸の動きをふたたび出していきます。おなかの柔らかさが戻ると、ガス・便秘・下腹部の冷えの改善が期待できます。
機能性の面では、発酵食品・野菜・オリゴ糖・水溶性食物繊維（モロヘイヤ・メカブなど）を組み合わせて腸内細菌を整えます。腸内細菌遺伝子検査やカウンセリングの結果から、リーキーガット、SIBO、IBSなどが疑われる場合は、段階的に食事とサプリの内容を変えていきます。
肝臓・胆のう・すい臓 ― 解毒と代謝のルートも一緒に整える
肝臓は代謝と解毒の中心、胆のうは胆汁の一時保管庫、すい臓は消化酵素と血糖コントロール。どれか一つが重くなると、他の臓器にも負荷が伝わります。
ハンズケア®では、右肋骨下や右脇腹をやさしくゆるめて肝臓・胆のうの動きを出し、みぞおち〜おへそのラインで緊張しているところを緩めてすい臓と横隔膜の動きを回復させます。
機能栄養学の面では、ミルクシスル・タンポポ根・ビタミンA/B/C・ミネラル類、胆汁の流れを助けるビタミンA・D・E・Kやレシチン、血糖を安定させるクロムやオメガ3などを必要に応じてご紹介します。
腎臓・副腎 ― ストレスとミネラルバランスをいたわる
腎臓は水分とミネラル、副腎はストレスホルモン。近くにあるため、どちらかが疲れるともう片方にも影響が出ます。背中・腰の関節や筋肉をやさしく解放し、腎臓周辺へのハンズケア®で血流を整えます。
栄養としては、ビタミンC、B群、マグネシウム、セレン、マンガン、アシュワガンダなどを使って副腎をサポートし、朝のだるさ・集中力低下・イライラの軽減をめざします。
ホルモン系のアプローチ ― PMS・更年期・妊活にも
ホルモンは、副腎・甲状腺・卵巣（精巣）が連動して成り立っています。骨盤と仙骨の動きが悪いと、下半身の血流が落ち、冷えやむくみ、気分の波になって表れます。
おなかのハンズケア®で骨盤周囲をやわらげ、骨盤内の血流と神経の働きを整えると、ホルモンが流れやすくなり、PMSや更年期症状、不妊体質の方のサポートにもつながります。
機能栄養学の面では、鉄・亜鉛・マグネシウム・カルシウム・ビタミンC/D/E・オメガ3・EPA・DHAなど、ホルモン合成に必要なものを補っていきます。くわしくは「ホルモンバランスケア外来」のページでもご案内しています。
ORGAN × HANDS CARE × NUTRITION
おなかの臓器ごとのハンズケア®と栄養サポート
実際の施術では、下記をひとりひとりの状態に合わせて組み替えます。
| 臓器 | ハンズケア®のポイント | 栄養サポートの一例 |
|---|---|---|
| 食道 | 横隔膜付近をゆるめて逆流を防ぐ | DGL、アロエベラ、L-グルタミン |
| 胃 | 大網・小網をケアして消化を助ける | L-グルタミン、亜鉛、ビタミンB群 |
| 腸 | 腸間膜をゆるめて動きを回復 | 発酵食品、食物繊維、酪酸菌、ビタミンA・D |
| 肝臓 | 右肋骨下をケアして血流を促す | ミルクシスル、ビタミンA・B群、ウコン |
| 胆のう | 胆汁の流れを整えて脂肪代謝を助ける | ビタミンA・D・E・K、EPA、Mg、L-カルニチン |
| すい臓 | みぞおち〜おへそをゆるめ血糖の安定を補助 | ビタミンE、クロム、オメガ3、酵素補給 |
| 腎・副腎 | おなか深部と腰背部をケアしバランス調整 | ビタミンC・E、マグネシウム、アシュワガンダ |
| 脳・神経 | 頭蓋をやわらげて神経伝達と代謝をサポート | EPA・DHA、GABA、トリプトファン、ビタミンB6 |
自然のちからとサイエンスをつなぐケア
マミーハンズ®の「おなかのハンズケア®」は、「母の手」によるやさしいケアと、機能性医学・機能栄養学といったサイエンスの両方から体を見ています。
手で「いまの状態」を聴き、データで「体質の背景」を見る。2つの見方を合わせることで、神経・血液・リンパ・ホルモンを含めた総合的なケアが可能になります。
これは単なるリラクゼーションではなく、体が本来もっている「治る力」を目覚めさせるプロセスです。母の手のあたたかさと、現代のサイエンスをつなぐ――それがマミーハンズ®ならではの体質改善です。
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